深い緑を映す龍ヶ窪の水。
清らかな伏流水で満たされた池は森の中でひっそりと。前回の続きです。
澄んだ水がある場所は、空気も澄んでいる。
静かな緑に囲まれた遊歩道を奥へ。
小さな石橋を渡って。
鏡のような水に青や緑が映り込む。
竜ヶ窪には二つの社がある。
遊歩道の一番奥にあるのは「八大龍王権現」。
社の隣に立つ古い石碑。
風化を防ぐためか、真新しい祠に覆われていた。
祀られているのは竜神様だろうか。ずいぶん酒がお好きなようで。
祠の右奥にある湧き口から大量の水が流れ出していた。
40年かけて大地のフィルターを通り抜け、磨かれた水だ。
来た道を戻って、もうひとつの社「龍ヶ窪神社」へ向かう。木洩れ陽が気持ちいい。
清き水の湧くところ、毒などあろうはずがない… などと思ってはなりません。
石段の上に鎮座する「龍ヶ窪神社」。
石段脇から湧き出ている水は飲用水になるので、汲みに来る人も多い。
木々に囲まれた静かな神社。
時間が静かに流れていた。
森の中で静かに佇む龍ヶ窪。この景色がいつまでも見れますように…