朝早く目が醒めたので、たまに朝の海を見ようと車を走らせた。
まだ少し暗さが残る、晩夏の海水浴場。
越後七浦シーサイドラインの入口にある野積海水浴場。
最近はウインドサーフィンなどのマリンスポーツのメッカとして人気のようだ。
まだ朝なので、人の姿は無くひっそりしていた。
少し湿り気のある朝の空気。
駐車場の脇にデンとそびえる「立岩(たていわ)」は、この海水浴場のシンボル。
巨大な枕状溶岩の塊で、その見た目から「たこ焼き岩」なんて呼び名も。(青のり多めです)
昔はこのあたりまで海だったが、堆積作用で浜が広がり、今は陸上の岩となったらしい。
朝の日本海。誰もいない浜は少し寂しげ。
お盆を過ぎていたが、この浜茶屋はまだ営業しているようだった。
さすがに早朝なのでひっそり。
浜茶屋なんてもう何十年も来たことがない。
子供の頃、海水浴に来たら浜茶屋でラーメンやかき氷を食べるのが楽しみだった。
海で食べるラーメンは、なんであんなに美味かったんだろう…
駐車場の脇にきれいな百日紅。
静かな浜辺から、いきなり山のような風景へ。
ここは海水浴場のすぐ向かいにある浜滝。
海岸線まで山が迫っているシーサイドラインは、海辺でこんな景色も見れる。
黒い岩肌を流れる落差30mほどの滝。夏場なので水量は少なめ。
水の音が響き渡る。さっきまでいた浜の静けさとは対照的。
山から落ちてきた水が、様々に表情を変えながら流れていく。
久しぶりの早朝の海岸線。先へ続きます…