NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

水族館 冷えてま〜す

 

 

まるで空を飛んでいるような魚たち。
じっと見ていると、自分もその世界に入り込んだようで、外の暑さを忘れてしまう。

 

 

暑い日、涼しい場所へ行こうと、久しぶりに長岡市寺泊水族博物館へ。
観光客で賑わう「寺泊魚の市場通り」(魚のアメ横)から程近い海辺にある
地元感あふれるアットホームな水族館。

 

 

日本海に突き出したように建つ八角形の白い建物。
1983年に開館して、今も変わらず営業中。平日だったのでとても空いていた。(ほぼ貸し切り)

 

 

中に入って最初の水槽は「金魚」…!

「玉サバ」と呼ばれる長岡特産の地金魚で、
昭和初期に寒い地域でも楽しめる金魚を目指して作られた大型の金魚。
丸く大きな体に大きく広がった尾が特徴で、俊敏で運動量が豊富なことから
「錦鯉と一緒に泳げる金魚」と呼ばれているとか。

 

それにしても、水族館に来て最初に見る魚が「金魚」って、
ちょっとしたサプライズである(笑)  さすが地元密着型の水族館…

 

 

その奥の大きな水槽では、アカウミガメやアオウミガメがゆったりと泳いていた。(水族館らしくなってきた)
ここにいるウミガメは、ほとんどが寺泊の海岸に弱って漂着したウミガメたち。
保護した時はまだ小さく瀕死状態だったウミガメも、今では大きく元気に育っている。
海に還せる状態になったら沖合に放流するそうだ。

 

 

回遊魚たちがぐるぐる泳いでいる「大回遊水槽」。時間になると、ダイバーによる餌付けショーも行われる。

 

 

そこはかとない昭和感が漂う、落ち着いた館内。(褒め言葉です)
この水族館では約300種10,000点の生き物が展示されている。
魚たちが棲む水は1日で24回も、ろ過しているんだとか。環境を保つのも大変だ。

 

 

昔から変わらないテッポウウオの水槽。この餌取り射撃ショーはもはや伝統芸能の域。(褒め言葉です)

 

 

同じ魚でも形や色は実に様々。

 

 

ぬーん… と現れたのはアマゾン川水域に棲む「ピラルク」。
全長2m、体重100kg以上になる南アメリカ最大の淡水魚。

 

 

目の前をゆっくり通り過ぎる様は、もはや「川のシシ神様」である…

 

 

世界最大のカニタカアシガニ」。成長した雄は、はさみを広げると3mになるという。
寺泊で見るカニはどれも旨そうな気がする…

 

 

個性的な模様の「マツカサウオ」。
その呼び名は世界共通で、英語名は「Pinecone(松かさ)Fish」。名は体をあらわす。

 

 

鮮やかなオレンジと白いラインの「カクレクマノミ」。宇宙遊泳しているような。

 

 

しかし水槽の中の魚を撮るのって難しい… ピンボケ写真の数々、ご容赦ください。
めげずに後半へ続きます…