陽がさすと、高い崖に遮られて渓谷に光と影ができる。
それによって被写体の表情が変わるのが面白くて、つい先へ先へと歩いてしまう。
溪谷沿いの道を歩き始めておよそ2kmのところにある小さな橋。ここから遊歩道は川の反対側へ。
美しい景色につられて歩いてきたが、このまま調子に乗って奥へ行ってしまうと、
当然、帰りも同じ距離を歩かなくてはならない。
以前、もう少し奥へ行ったこともあるが、終わりが見えない感じがしたし、
引き返すには、この橋はちょうど良いポイント。 今日もここまで。
面白いもので、同じ道なのに逆方向に歩くとまた違った風景が目にとまる。
切り立った山から流れ落ちる滝筋があちこちに。無数の小さな流れが川を大きくしていく。
遊歩道の脇からも勢いよく水が流れ落ちてくる。
最初は青空も見えたが、だんだん白くなってしまって少し残念。
でも、時々陽も射して、美しい景色をたくさん見れた渓谷の散歩でした。