3月の中旬の晴れた日。
冬季休園が開けたばかりの雪国植物園で春探し。
春のオープン直後はかなり雪が残っていることもあるのだが、
今年は雪が少なかったので、すっかり春の景色だった。
御目当てのひとつは雪割草。もともと園内に自生している花だが、
以前はあまり見なかったカラフルなものが咲いているところをみると、最近は植栽しているようだ。
この日はいつもと違うルートで。尾根づたいの見晴らしの良い道を登っていく。
春の野山を彩るマンサク。
日当たりの良い斜面には、星のようなオウレンがたくさん。
優しい色のショウジョウバカマ。
奥へ進んで行くと、ところどころに雪が残っていた。
カラカラの姿で冬を越えたアジサイ。
展望台から見る風景に心が和む。
ザゼンソウやホクリクネコノメソウも見つけた。
きれいな水の中に奇妙な物体。サンショウウオの卵かな。
福寿草が群生している場所があって、そのあたりだけ華やかに見えた。
春の光を浴びる自然の装飾品。
春の息吹きを探しながら楽しい散歩だった。