スイスイ… スイスイ… 秋の明るい光を浴びて、もみじ色の水面を泳ぐ水鳥。
新発田のお殿様もきっと見ていた風景に、心も和むそぞろ歩き。
日本的な秋の風情を味わいに、新発田市の「清水園」へ。
越後新発田藩の藩主・溝口家の下屋敷で、広い池を囲む回遊式庭園がある。
四季折々に趣がある庭で、もちろん紅葉も美しい。
もう散ってしまった葉、これから色づく葉。
種類や場所によって、紅葉の進み方はそれぞれだったが、この空間の中では、どれも風情がある。
清水谷御殿といわれた書院の中へ。
幕府の目を考慮して、きわめて簡素な数奇屋風の建物にしたというが、
広大な池と庭園を望むこのお屋敷、十分贅沢です。
広い池と美しい庭園を望む贅沢。さすがお殿様の下屋敷。
外へ出て、池のまわりを。
もみじ色の池で、カモが気持ちよさそう。
陽を浴びて輝くモミジ。
池のほとりで見つけたかわいい実。
池には色とりどりの錦鯉が。水が冷たいためか、置物のように動かなかった。
じーっと見ていても、皆ピクリともしない。時間が止まったような不思議な感じ。
青々した苔に散った赤。
こんな風情を探しながら、そぞろ歩きはのんびりと後半へ…