夕暮れの空を飛ぶ水鳥たち。
遮るもののない田園地帯の大空を気持ちよさそうに。
今日はあんまり鳥がいなかったなあ…
そんなことを考えながら、暮れていく潟のほとりを歩いていると、水鳥の群れが飛んできた。
お、ハクチョウか! 最初はそう思ったが、どうも違うようだ。
鳥の種類に詳しくないのでよく分からないが、ヒシクイだろうか。
群れの形が変わっていくのが面白くて、カメラを覗きながらつい追ってしまう。
線になり、塊になり、変幻自在に形を変える
まるで大きな生き物が大空を移動しているよう。
そのあとも、いくつかの群れが飛んできた。
飛んできてそのままザブーン! ではなく、潟のまわりをゆっくり旋回している。
佐潟は奥に広いので、着水のシーンは見れなかった。
ん? あれは… 僅かだが、ハクチョウも帰ってきた。
体も大きく、なんだか風格を感じる。
残念ながら、私のお散歩ズームではこれ以上大きく撮れませんでした。
陽がどんどん傾いてくる。
今日は雲があるので、きれいな夕陽は望めないようだが、
やわらかいオレンジ色に染まっていく風景は静かで美しかった。
残照のなか、スイスイ浮かぶ水鳥たち。
暗くなる頃には他の鳥たちも戻って賑やかになるのかもしれない。
そしてまた仲良くお休みの時間。
久しぶりの佐潟。静かな風景に癒されました。