NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

秋の笹ヶ峰を行く Ⅰ

 

 

仙人池から少し上がって、笹ヶ峰牧場へ。
日本百名山妙高山の麓に広がる景色はとても開放的で清々しい。

 

 

笹ヶ峰高原散策の拠点となるグリーンハウス。さあ、散策スタート。

 

 

……だそうです。 私からもお願い、今日は姿を見せないでくださいね。

 

 

見渡す限りの秋景色。

普段は、写真を撮りたくていろんなところへ出かけているが、
こんな風景の中にいると、アングルがどうのこうのなんて考えないで、
ただ景色を楽しみながら歩くのが一番なんじゃないか、と思えてくる。
いっそカメラを持たずに、のんびりと歩いたら… 

でも、それはそれで「撮りたい」というストレスとの戦いになりそう。
写真を撮る楽しさを知ってしまった者の不幸、かな…(笑)

 

 

この高原にはいくつかのコースがあって、歩きやすくて気持ちいい道ばかり。
笹ヶ峰高原は「森林セラピー基地」のひとつになっている。
森林セラピーとは、科学的な証拠に裏付けされた森林浴で、
森を楽しみながら心と身体の健康維持や病気の予防を行うというもの。

 

試しにちょっとだけ写真を撮らずに歩いてみようか。

森林ウォーキングを…

…………。

 

 

……ムリですね。綺麗なものを見ると先へ進めない。

写真を撮っている方がリラックスできる。
歩いている間ずっと撮っていたいので、どうにもならない。
我慢は健康によくないので、撮りながら進みます。

 

 

ブナ、ミズナラ、白樺、カエデ…  豊かな紅葉樹の森を行くと、

 

 

野鳥観察小屋が見えてきた。
ここを過ぎれば、もうすぐ清水ヶ池。

 

 

林を抜けると視界が開け、「清水ヶ池」がきれいな水鏡になっていた。

 

 

開放感のある池は高原のオアシス。ほっとする風景。

 

 

実は、池に近づくにつれて、またあの関西弁が聞こえていた。
仙人池にいたおじさん二人組。(前記事参照)
さっきと同じように、池のほとりの一箇所に三脚を据えたまま、大きな声で喋っている。

 

幸いなことに、清水ヶ池のまわりは開けているので、仙人池ほど声は響かない。
少し離れるとほとんど気にならなくなった。それにしてもよく喋るなあ。よほど気持ちいいんだろう。

 

 

いくつかの遊歩道の分岐点にある清水ヶ池は、広い芝生やベンチ、東屋やトイレもある絶好の休憩スポット。
ベンチで休んでいる人がいたが、見るからに気持ちよさそう。

 

 

東屋から見る秋のギャラリー。

 

 

山もきれいに色づいて。

 

 

いつものように、池のまわりをぐるっと。

 

 

いつ来ても撮ってしまう、可愛いワレモコウ。

 

 

清水ヶ池の水が澄んでいるのは湧き水が流れ込んでいるから。
ここからは、その流れに沿って「宇棚の清水」へ。
後半へ続く…