色づいたブナ林の中を観音様を辿りながら静かな散歩。
二六公園ブナ林の後半です。
美しい秋の景色を独り占め。
そんな贅沢な時間に感謝しながら色づいた森を進んでいく。
遠くに雪を被った山々が。
十日町市は豪雪地帯。色づいた山も街も、もうじき雪に覆われる。
遊歩道の一番奥には、観音様とは趣の違う像が立っている。
この「二六公園」という名前は、開園した年がちょうど皇紀2,600年だったことから命名された。
この像は、第一代の天皇で皇室の祖先とされる神武天皇。
遊歩道は半分を過ぎ、ここからは戻り道。
帰りも観音様を探しながら。
ブナの木に囲まれてモミジがあった。オレンジ色に癒される。
あたたかな秋の色。
遊歩道もそろそろ終わり。陽も傾いて来た。
色づいたブナと優しい観音様に癒されたひとときだった。
帰り際、長福寺の本堂の前に大根がズラリと並んでいた。
毎年、旬を迎えた大根を見るとほっこりする。こんな当たり前のことに喜びを感じられる一年であるように。