山頂の景色を楽しんだ後、9合目まで戻って山頂公園をちょっと散策。
懐かしく美しい風景にほっこり。
昭和33(1958)年、弥彦山ロープウェイの完成と同時に建てられた展望ビル。
ずっと変わらない姿でいまだに現役。
昔、昭和天皇・皇后両陛下も山頂の御神廟を参拝後、ここで御昼食されたとか。
この照明もその頃からあるんだろうか。
弥彦山ロープウェイの山頂駅周辺に広がる山頂公園。
展望食堂やパノラマタワー、小さい遊園地もあって、昔からずっと変わらず営業中。
ここにはおよそ1万株のアジサイが咲く。
公園のアジサイは、ロープウェイの運行会社の職員が20年ほど前から植え始めたもの。
最初の500株を挿し木などで増やしてきて、今ではおよそ1万株!
日本海や越後平野の雄大な眺めとともに、知る人ぞ知るアジサイスポットになった。
階段の途中に咲いているのは白やピンクのアナベル。
アメリカ生まれのかわいいアジサイ。
昔にタイムスリップしたような小さな遊園地。レトロな遊具は今も現役。
この日は休園日だったのでひっそりしていた。
右に見えるのが高さ100mの弥彦山パノラマタワー。
50年前から動いていて、現役の回転昇降式展望塔としては国内最古!
昭和天皇もご搭乗されたとか。
久しぶりにロープウェイ山頂駅を覗いてみた。
昔の記憶とほとんど変わっていない駅は、人影もなくひっそり。
並んでいるゲーム機も昭和の香り。
この機械も時代ごとに景品を変えてきたんだろうなあ。
「1ゲーム ¥100」の紙が貼られているが、
コイン投入口が2つあるので、昔は10円玉と100円玉を別々に入れてたヤツですね。
おそらく「30円で1回」「100円なら4回」とか… (残り回数のランプが4つあるし)
今の景品は小さなひよこのアクセサリー。
さて、どれほどの売り上げがあるのだろう。ちょっと興味が湧いてしまった…
弥彦山ロープウェイに関する昔の写真が展示されていた。当然ながらほとんど白黒。
少しずつ陽が傾いてきた。
上がってくる時はちゃっかりクライミングカーを利用したが、
帰りはアジサイを見ながらゆっくり歩いていこう。
すっかり静かになった夕方の弥彦山頂公園。
澄んだ空気の中、昔から変わらぬ美しい景色に癒された。