NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

一万本のユリ畑

 

 

白、黄色、オレンジ、ピンク…
街を見下ろす丘に広がる、色とりどりの花の絨毯。

 

 

今年も魚沼市にある月岡公園の花広場へ。
街を見下ろす高台の広場には、毎年約10,000本ものユリが咲き誇る。

 

 

新潟県はユリの栽培面積が全国第1位、出荷量は2位だそうだ。
県内最大の産地がここ魚沼市
豪雪地帯で、雪がない時期にしか畑を使うことができないため、
限られた期間で収益を上げられる「花」の栽培を始めたのがきっかけらしい。
現在、40軒程のユリ農家があり、約150もの品種が栽培されている。

 

 

魚沼市は豪雪地帯のため、全国の中でもユリの出荷時期が遅い。
でもその結果、他の産地からの出荷がない時期に出すことができる。

 

さらに、世界初といわれる「球根冷蔵技術」を確立し、
本来の開花時期よりも遅い8月~11月までの期間の出荷が可能になった。
しかも同じ魚沼市内でも標高差による気温差を活かして、
各地区のユリが順番に咲くように調整しているという。

 

 

こういう花壇に来るといつもそうなのだが、どれから撮っていいものやら…
気になったものを撮りながらブラブラと。

 

 

東屋やベンチからは、街並みや遠くの山々を見渡せる。山の緑が清々しい。

 

 

花畑は2つに分かれていて、昨年来た時は奥の下段側の畑が満開だった。
年によって場所を入れ替えているのかもしれない。

 

 

ユリはキリスト教と繋がりの深い花として知られていて、
「純潔」と「無垢」は聖母マリアの処女性を象徴するものと言われている。

 

 

カラフルな花の中で、清楚な白が目を引いていた「リトーウェン」。
ユリの代表的な花言葉は、「純潔」「無垢」「威厳」。
白いユリは、その他に「無邪気」「高貴」「自尊心」「栄華」など素敵な意味が多い。

 

 

なんだか蕾まで品の良さを感じる。

 

 

情熱的な赤色の「コルレオーネ」。

 

 

優しいピンクの「シムラ」。
赤やピンクのユリの花言葉は「虚栄心」だとか。
こんなにエレガントなのに、ネガティブな意味があるとは意外。

 

 

「イエローダイヤモンド」。このビタミンカラーがあると景色が華やかになる。
黄色のユリの花言葉は「陽気」。うん、そんな感じ。

 

 

これも華やかだったオレンジの「チェザーレ」。
オレンジのユリの花言葉は「華麗」「愉快」。

 

 

色とりどりの花が咲き誇る丘の上。

 

 

一年ぶりの月岡公園。たくさんのユリに囲まれて、とても晴れやかな気持ちになった。