やわらかな冬の陽が射す遊歩道。
ザク、ザク、ザク、雪を踏む音が静かな森に響いて。
冬の晴れ間の森さんぽ、ラストです。
雪の上に顔を出したものがどれも綺麗に見えて、楽しんでいるうちに、
あらら… 青空が見えなくなってしまった。
だんだん雲が出てきたのは気付いていたが、陽が翳るようになってきた。
やっぱり冬の新潟、天気はそう長く続かない。むしろ今日の陽射しは儲け物だった。
空を見ると、これから厚めの雲が来そうだ。 少しペースを上げた方がよさそう…
目についたものをちょこちょこ撮りながらペースアップ!(と言うものの、寄り道ばっかりなんですが)
陽が翳ると、スーっと辺りが冷えていく。 陽のチカラってすごい。
木から落ちてくる水滴が、池の上に絶え間なく波紋を作っていた。
少し暗くなった道。長い階段を登っていく。
びっしり苔模様になった松の木。
小高い峰の一番上にあるベンチ。
階段を上り切って、ここに腰掛けて一服するのがいつもの楽しみ。
でも、今日は先客が乗っかっていて座れない。 しょうがないな、今日は譲ってやろう…
途中で太陽が雲に隠れてしまったのは少し残念だったが、
束の間の日差しも、雪の感触も気持ち良かった。 やっぱり自然の中は楽しい。