NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

白玉の滝へ Ⅱ

 

 

白玉の滝、もう一つの滝「雄滝」。
「雌滝」から 100m 程奥へ進んでいくと、緑の中に姿を現す。

 

 

崖のような大きな岩から流れ落ちる「雄滝」。 うーん、ちょっと水が少ない…

 

 

落差15m。広い滝壺を挟んで二段になっている。

 

 

玉のように落ちる様子が「白玉の滝」の名前の由来。
もともと水量はそれほど多くない滝だが、この日は特に少なめだった…

 

 

この滝はどこか品のよさを感じさせる。滝の前の青もみじが美しい。
正面には滝見台のようなスペースもある。

 

 

水の落ち口から、

 

 

真っ直ぐに糸を引くように滝壺へ。

 

 

昔、山伏の修行の地だったと言われるこの場所では、
その名残なのか、毎年1月に「滝打たれ」の催しが行われる。

 

白装束に身を包んだ老若男女が滝に打たれる様子が、TVニュースで紹介される。
一般参加者も受け付けているので、興味のある方はどうぞ。(極寒の時期ですけど)

 

 

奥の高いところに建っているのが佐久那殿神社。
祀られているのは、滝の神・河の神・災厄抜除の神である瀬織津姫命(せおりつひめ)。

 

 

社の脇から滝を見下ろしていると、少し陽が射してきて、

 

 

(写真ではわかりにくいが)滝に虹が現れた。

 

 

崖に近づいてファインダーを覗き込んでいると、 突然、すぐ横で大きな羽音が!
普通のスズメバチとは明らかに違う、「ブウーーー」っと響く重低音…
姿を見なくても「オオスズメバチ」だとわかる!

 

音の主はすぐ脇にいるのだが、まともに目を合わせるのが恐ろしい…
まさか巣のあるところに踏み込んでしまったなんてことは…
じっと羽音に耳を澄ます…  どうやら威嚇しているのではなさそうだ。
でも急に動くのは危ない。
「敵ではありません… 人でもありません… 私はただのオブジェです…」と心の中で唱えながら、ジワリジワリと横移動
数メートル移動すると、ようやく離れていった。  ふう…

 

音の主は、あたりを悠々と飛んでいた。
濃いオレンジ色の大きな体で、低い羽音を響かせて飛ぶ姿は、まさにスズメバチの王。
王様がご機嫌ナナメでなくてよかった…

 


王様の気が変わらないうちに帰ろうか。

 

 

流れに沿って、来た道を戻っていく。
(耳を澄ませて、警戒しながら撮影しております)

 

 

久しぶりに訪れた白玉の滝。
鬱蒼とした森の中に流れる神聖な空気に、非日常感を味わえた。(スリルもね)