轟々と音を立てて、石の階段を流れ落ちる水。
山あいの美しい滝へ。
久しぶりに、阿賀町の山あいにある「大尾(おおお)不動滝」へ。(ずっと「だいお」だと思ってました。おおおって…)
駐車場(道が広がった場所)に車を止めて、山へ入っていく。
そこから滝までは500m程。水の音を聴きながら歩く、気持ちのいい道。
滝から流れてくる川に沿って、緩い坂道を登っていく。木洩れ陽が気持ちいい。
水の音を聴きながら、マイナスイオンいっぱいの森林浴。
流れの近くは気持ちいい。熊鈴の音が聞こえなくなるのがちょいと不安ですが…
奥へ進むにつれてだんだん道が細くなって、岩がゴロゴロ。
綺麗な水の流れを見ると、スローシャッターで撮りたくなる。
三脚もNDフィルターも持っていないので、やれる範囲でがんばる。
なかなか頭の中にある絹のようなイメージにはならないが、
撮れているような気分を楽しむのが、私の写真散歩の心得。荷物も増えません。
いつまでたっても上達しないというデメリットと引き換えです…(笑)
水の音が大きくなって、綺麗な滝が姿を現す。ここまで来ると岩の上を歩く感じ。
階段のように重なり合った岩の上を、豪快なしぶきをあげながら滑り落ちている。
落差は約15m程なのだが、間近で見るとスケール以上の存在感がある。
この滝を個性的に見せているのが、階段状の四角い岩。
これは溶岩が冷えて固まる際にできた「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」。
1400万年前、このあたりが海の底にあったという証。
木々の緑が清冽な流れを一層引き立てている。きれいな滝だ。
まわりの岩は苔むして。
長い年月をかけて岩を削りながら流れ落ちる水。
さて、そろそろ戻ろうか。
ゴロゴロした岩の上を転ばぬよう慎重に。
久しぶりに訪れた大尾不動滝。
水しぶきをあげて四角い岩を流れ落ちる姿は涼しげで美しかった。