NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

花の水辺へ Ⅰ

 

 

緑の濃淡に、ポツリポツリと白い花。
里山の池に水草たちの模様が広がっていた。

 

 

国営越後丘陵公園里山口へ。

里山の自然環境を残し、森や水辺の植物と触れ合えるエリアで、
人で賑わう正面玄関側と比べて、こちらは訪れる人も少なく、とても静か。

 

 

里山口のすぐ脇に広がる「花の水辺区」。
既存の植物を移植し復元した「花湿地」と呼ばれる池のまわりを。

 

 

ミズアオイがたくさん咲いていた。紫色の花はなんだか落ち着く。

 

 

池を覆うように咲いていたのはトチカガミ。緑と白の絨毯になっていた。

 

 

トチ(鼈)はスッポンのことで、光沢のある丸い葉を鏡に見立ててトチカガミと名付けられた。

 

 

花言葉を調べたら「想うはあなた一人」だそうな。

 

 

いやあ、こんなにたくさんの花に想われましても…

 

 

たくさんのトチカガミに混じって、よく見ると少し違う花が…
絶滅危惧種ミズオオバコ。かつては水田雑草の代表格のひとつだったらしい。
トチカガミに似ているが、こちらは清楚でちょっと大人の咲き姿。

 

 

清らかな沢の水を取り込んでいる池には、絶滅危惧種の植物も多く見られる。
先日、雪国植物園で見たアサザも咲いていた。時期が良ければ、この池でも群生が見られるらしい。

 

 

水面に広がる四つ葉のクローバー…… これは「田字草(デンジソウ)」。
四つ葉の姿が「田」の字に似ていることからその名がついたらしい。英語名はウォータークローバー。

 

 

途中で雨がパラついてきたので東屋で雨宿り。

 

 

雨あがりは緑がイキイキ見える。

 

 

すっと伸びた茎に花を咲かせるコウホネ

 

 

大きい葉っぱ、小さい葉っぱ。緑の濃淡が広がる池。

 

 

池に見とれて、足元のかわいい花を踏まぬよう。

 

 

水辺の可愛い花を楽しんだので、隣の「里山交流館 えちごにあん」で休憩していこうか。
続く…