加茂山公園の人気者、ちょこまかと愛くるしいシマリス。
散策の最後はやっぱりリス園へ。
池の端から坂を登ってリス園へ。この日は来客者が少なめで静かな雰囲気だった。
中へ入ると、いました、いました。
コロナ禍以降、放し飼いが中止になり、今は柵の向こうのリスを見るだけになっている。
以前は園内を自由に走り回るリスに餌をあげたりして身近に触れ合えた。
油断していると体に登ってきて、カバンや上着のフードの中に入り込んだり…
「帽子の中に入ってました!」と、リスを返しに戻って来たお客さんもいたらしい。
ここにいるのは、リスの仲間で一番小さいシマリス。体重は約90グラムくらい。
とにかくすばしっこい! 柵の向こうのリスをズームレンズで追っかけるのだが…
金網を登るなんてお茶の子さいさい。すごい速さで移動する。
飼育員のおじさんによると、園内に出しているリスは30数匹。
飼育室にいるリスを合わせると、今は総勢100匹ちょっといるという。
コロナの状況次第で、また昔のように放し飼いに戻すかもしれないと言っていた。
おや、柵のこっち側に出てきているリスがいるぞ…
リスは穴掘りが得意。柵の下に脱走用のトンネルを掘って出てきたようだ。
頭を突っ込んでせっせと穴を広げている…
飼育員のおじさんが言うには、
リスが穴を掘る、おじさんが埋める、また掘る、埋める… 毎日イタチごっこらしい。(リスごっこか?)
「!!!」
「見つかったか! おじさんには内緒だぞ」
言いはしないが、離れた場所から飼育員のおじさんも笑いながら見てるし…
その穴、明日には埋められていると思うぞ。
二本足であたりを伺う姿もかわいい…
眺めているとキリがない。名残惜しいがそろそろ帰ろう。
また来るよ。
リス園からの帰り道。
彫刻の森エリアの野外彫刻を見ながら。
全国から公募して205点の中から選ばれた作品が16点。
石、ステンレス、ブロンズなど、様々な素材で造られていて個性豊か。
遊具がある広場には誰もいなかった。ブランコもひっそりと。
公園の入り口の貴船社に結ばれていた鯉のぼりのおみくじ。
ブルーとピンクの鯉は子供用、金色は大人用だそうな。なぜ鯉のぼりなのか、由緒は… わかりません。
ちょっぴり秋の気配の加茂山公園。静かな時間を楽しみました。