冬になると多くの渡り鳥がやってくる、日本最大の砂丘湖「佐潟(さかた)」。
晴れた日、久しぶりに一周してみようかなと。
ぐずついた天気が多くなる冬の新潟。どうしても家にいる時間が長くなる。
この日は珍しく晴れていたので、少し長めに歩こうかと佐潟へ。
新潟市西区にある「佐潟(さかた)」は、長さ2.1kmほどある国内最大の「砂丘湖」。
砂丘と砂丘の間のくぼ地に水がたまって出来た潟湖で、平均水深は1m程度しかない。
流れ込む川は無く、主に地中から滲み出た湧水でできている。
大昔、このあたりは海から続く入り江だったといわれ、
宝物を積んだ海賊船が沈んでいる、なんて伝説もあるらしい。
海賊船が沈んでいる一帯はハスが生えないとか…
実際、昭和の頃は、潟に入って足で探ると、帆柱と思われるものが泥の中にあったという。
水鳥の生息地として国際的に重要な湿地として、「ラムサール条約登録湿地」に指定されている佐潟。
冬になると多くの渡り鳥がここで冬を越す。
県内でも有数のコハクチョウの越冬地で、毎年3,000羽以上がやってくる。
日中は餌を求めて近くの田んぼに行っているためお留守。見事に一羽もいなかった…
遠くでカモたちがゆらゆら。
冬の桜並木。風は冷たいが、陽射しにつられて先へ。
風で波立つ水面。揺れっぱなしで酔わないのかな。
芝生広場を抜けて。
きれいな木道が続く自然生態園。
生きものの姿も無く、ひっそりしていた。
野鳥観察舎・潟見鳥(かたみどり)。最近はいつも立入禁止…
よく見かける白いサギ。ここが縄張りなんだろうか。今日もそろりそろりと餌探し。
脇道を少し上がった場所に建つ「ハーブランドシーズン」。
好みに合わせたハーブティーを飲めるらしいが、まだ入ったことはない。
覗いてみたが、この日はお休みだった。
ここで約100種類以上のハーブを育てているという。花の季節はきれいだろうな。
ほとりの道に戻って先へ。
一周4kmの潟さんぽ。ぶらぶらと後半へ続く…