熱帯植物ドームを出て進んでいくと、色とりどりのアザレアが並んでいた。
県立植物園のラストです。
毎年恒例の「にいがたの花 アザレア展」をやっていた。
日本各地に自生しているツツジがヨーロッパに渡り、室内観賞用として改良されたのがアザレア。
「西洋ツツジ」とも言われ、今では2,000以上の品種があるという。
様々な色と模様が並んでいる。
実は、新潟県は全国の8割以上を生産している日本一のアザレア生産地。
その中でも生産の中心地域にある県立植物園は、
日本に現存する、ほぼすべてのアザレア品種を保有しているという。
今ではほとんど絶えてしまった貴重な古品種もいくつか展示されていた。
白地に赤いスジが入ったこの花は、「コメット」(日本名:桜時雨・さくらしぐれ)。
日本ではほとんど絶滅に近いという。
カーネーションのようなかわいい花。
これも幻の品種といわれる「マダム・R・ド・スメット」。(日本名:玉垂錦・たまだれにしき)。
ひとつひとつに素敵な名前がついている。
頭の中にあの名曲が流れてくる。ネーミングだけでお気に入りになりそうだ…
ピンクと白が優しい「エリ」。古い品種だが現在も栽培されている。
そうこうしていると、「まもなく閉館時間です」というアナウンスが…
え? もうそんな時間…
花だらけでつい長居をしてしまった。今日はこれくらいにして出口へ急がねば。
通路に飾られたシンビジウムや、
シクラメンをそそくさと撮りながら。
急いでいるくせについレンズを向けてしまう。条件反射っていうやつ…(笑)
たくさんの花が並んだ後半の展示スペースを横目で見ながら。 残念…
水槽が並んだ水中庭園も足早に抜けて。
説明板に書いてあるのは、魚じゃなくて水草のことなんだなあ 植物園だもの
企画展示。ゆっくり見ている時間がないので、とりあえず写真だけ。
閉館時間が迫るなか、急ぎ足で出口へ。なんとか間にあった。
飾り付けがきれいだったので最後にパチリ。
外に出ると水鳥がのんびり。
少し慌ただしかったが、久しぶりに鮮やかな草花をたくさん見れた植物園だった。