NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

清流沿いのキャンプ場へ Ⅰ

 

 

清流荒川のほとりにある「鷹の巣キャンプ場」を散策。
紅葉にはまだ早かったが、美しい自然の中で静かな時間を過ごした。

 

 

関川村の吊り橋の向こうにある「鷹の巣キャンプ場」へ。
吊り橋を一歩一歩進むごとに、世間の喧騒から離れていく感じがする。
橋はメンテナンス工事中で、誘導員さんに見守られながら。

 

 

下を流れているのは、山形県新潟県を流れる1級河川の荒川。
国土交通省の調査で、平成15年から17年の3年連続で水質日本一に輝き、
それ以後も常に上位を維持している清流。
この「鷹の巣つり橋」は、新潟景勝100選と新潟の橋50橋にも選定されている。

 

 

川の向こう岸にあるのが「鷹ノ巣温泉」。

 

2022年8月、県北地域を襲った記録的豪雨で、写真奥の方の堤防が増水による激流で決壊。
2軒ある温泉旅館のうち、片方の「喜久屋」が甚大な被害を受けた。
堤防沿いに建っていた客室3棟5室の土台がえぐられ、一部が倒壊し流されてしまった。
普段は美しい荒川だが、その時は川幅いっぱいの恐ろしい流れだったに違いない。
堤防の復旧工事は現在もまだ続いているようだった。

 

 

現在は見事に復旧し通常通り営業している。
もう1軒の「鷹の巣館」もそうだが、どちらも離れのような落ち着いた客室を持つ旅館で、
静かな時間を過ごすにはぴったりの秘湯。

 

 

橋を渡りきったところにリヤカーが置いてあった。
このキャンプ場へは車で行けないため、利用客が荷物を運べるように用意されているようだ。

 

 

ケヤキ、ナラ、モミジ、ヒノキなどに囲まれた静かな森。
まわりは落ち葉の絨毯でふかふか。道にはドングリもたくさん落ちていた。

 

 

立派な管理棟の前を通って奥へ。

 

 

場内には東屋やシャワー室、トイレ、ごみステーションなどが完備。
このキャンプ場は環境省が直轄で施設の整備を行い、関川村が管理しているらしい。

 

 

ここには自分のテントを設営できる「持込テントサイト」のほかに、
テントが無くても利用できる「常設テントサイト」、6畳の山小屋「バンガロー」がある。

訪れたのは昼頃だったが、家族連れが1組、キャンプを楽しんでいた。
天気もいいし、気持ち良さそう。

 

 

静かなキャンプ場。野鳥のさえずりを聴きながら、後半へ続きます…