国上寺を後にして奥へ進んでいく。
石を敷き詰めた階段を下りていくと、五合庵や麓の寺院、千眼堂吊り橋など、いろいろな風景に会える。
国上寺から麓へ下りていく遊歩道。この道は雰囲気があって好きな場所。
ちょっと寄り道して脇の細い階段を上がっていくと、ちょっとした広場がある。
そこには大きなモミジが何本もあって、美しい空間が広がっている。
東屋のまわりはモミジに覆われた広場のようになっていて、とても静か。
遊歩道を下っていくと、良寛さんが40歳の頃から約20年間暮らした五合庵がひっそりと。
もう200年くらい前のことなので、現在の庵は大正時代に再建されたもの。
良寛さんが見ていた木々の色は、今と同じだったのだろうか。
五合庵から更に下りていくと、本覚院(ほんがくいん)と宝珠院の二つのお寺がある。
このあたりも静かで、なんとも言えない趣がある。まさしく「そうだ、京都 行こう」…と言ったら言い過ぎか…
良寛さんが五合庵に住む前の仮住まいとした本覚院。
本覚院と宝珠院の間の細い坂。落ち葉で滑らないように気を付けながら。
いったん五合庵まで戻り、そこから千眼堂吊り橋へ。「新潟の橋50選」にも選ばれている眺めのいい橋。
橋の長さは124m、谷底まで約35mの高さがあり、見晴らしがいい。
橋が架かっているのは千眼堂谷。そこからこの橋の名が付いた。
橋を渡りきると朝日山展望台。見晴らしがいい場所で、ここも色づいた木が美しかった。
駐車場まではもうすぐだ。
紅葉が見頃の時期だったが、混雑もなくゆっくり散策できた国上でした。