妙法寺から裏山の道まで登ってきた。
里山歩きの始まりだ。
まずは村岡城址の雪割草を楽しむ。
このすぐ上が村岡城址。
山城があっただけに、この一帯はかなり広い範囲で人工的な起伏が多く、
土を盛ったり削ったりした跡が多く見られる。
本丸の笹藪の斜面にも、雪割草がたくさん自生している。
南北朝時代の山城、村岡城の本丸跡。
平らな地面に、たくさんの雪割草が自生している気持ちのいい場所だ。
初めてにここへ来た時、一面に咲く雪割草は感動ものだった。
足の踏み場もないと言ったら大げさかもしれないが、
一歩一歩、花のない場所を慎重に選びながら、写真を撮ったことを覚えている。
心配なことに、
藪や下草を刈って整備したせいなのか、
多くの人が歩いたせいなのか、ここ数年、来る度に花が減っている。
盗掘の被害もかなりあったらしい。
この里山一帯には、立ち入り禁止のロープなどはない。
だからこそ、訪れる側には自然への配慮が必要だ。
今までにないほど賑わう今シーズンの様子を目にして、
自分もその中のひとりなんだということをあらためて意識した。
もう以前のような花畑に戻るのは難しいのかもしれないが、
せめて今のままで、と願っています。
ところどころに盗掘禁止を優しい言葉で訴える看板が設置されている。
これが不要となることを願うばかり。
木々の新芽もどんどん膨らんできたぞ。
雪割草に混じって、淡いピンクのショウジョウバカマ。
パッと開いた花火のよう。
長岡花火、フェニックス! (ちょっと無理がありましたか…)
一番奥からは日本海が見える。
東屋もあるので、お弁当や休憩にはもってこい。おにぎりがうまそう。
星のような小さな花をたくさんつけるオウレン。
野山でよく見られるかわいい花だ。
雪割草もそうだが、同じ種類でもいろんな色や形がある。
ピンク色の雪割草。かたまって咲いていると桜やツツジのよう。
観賞用の花としても十分通用しますね。
多彩なバリエーションに驚きます。
散歩と同じでなかなか進みませんが…
その先へ、まだまだ続きます。ふう…