NIIGATAさんぽびと

カメラを持って出かけよう

午後の大谷ダム

 

 

五十嵐川の上流にある大谷ダムヘ。
ひめさゆり湖と名付けられた湖には静かな秋景色が広がっていた。

 

 

三条市の山あいにある、広々とした景色が自慢の大谷ダム。
数年前に、NHKの「こころ旅」の出発地点として登場したこともある。
その時は目的地「ヒメサユリの小径」までは下り道だったので、正平さん、なによりでしたね(笑)

 

 

洪水調節と流水の維持、上水道用水の確保を目的としたロックフィルダムで、
堤頂長360m、高さ75.5m の大きさを誇る。

 

平成23年7月の新潟・福島豪雨では、
毎秒、25mプール1.5杯分(!)の水が流れ込んで、ダムが満杯になった。
下流に流れる量を抑えつつ、なんとかしのいだらしいが、もしこのダムが無かったら…
広場の説明板にその時の写真があったが、見るだけでゾッとする。

 

 

ひめさゆり湖を見下ろす広場には、カリヨンの鐘のモニュメント。

 

 

広場にある立派な建物は、「ふれあい資料館」。
ダムの働きや仕組み、周辺の自然などのほか、
ダム建設にあたり集団離村した大江・大谷集落の歴史や当時の暮らしも紹介されている。(冬期間は閉鎖)

 

 

湖面に映る山並みがとても綺麗だった。
奥に見える布倉大橋からこちらを見ると、ダムの全体がよくわかる。

 

 

湖畔にはたくさんのススキ。

 

 

傾いてきた光を浴びて。

 

 

色づいた葉っぱが少し残っていた。

 

 

秋の日射しと澄んだ空気に包まれた大谷ダム。
穏やかな秋の午後だった。