NIIGATAさんぽびと

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金沢へ① 〜懐かしき母校・前編〜

 

 

2ヶ月後に震災が起こるなどとは塵ほどにも思わなかった昨年の11月初め、金沢を訪れた。
4年間の大学生活を過ごした金沢。懐かしいキャンパスへ。

 

 

年明けから能登を中心に大きな災害に見舞われた石川県。
そんな地震が起こるなどと思いもしなかった昨年11月初め、久しぶりに金沢へ。
今回の旅の目的は、懐かしい校舎見学と、4年ぶりの同窓会だった。

 

昨年10月に、母校の大学が新校舎へ移転した。
私が通っていた旧校舎は老朽化のため取り壊されることになり、
それを受けて、11月3、4、5の3日間だけ、卒業生、一般市民、誰でも旧校舎に入れるイベントが開催された。
イベント名は「金沢美大 引っ越しだよ!全員集合」。(昭和感がすごい)

 

普段は立入禁止になっているようだが、この日は正門が開放されていた。
金沢には時々来ているが、ここに入るのは40年ぶり…

 

 

金沢市が創った公立の美術大学

歴史は古く、この校舎は二代目。
初代の校舎は、現在は「いしかわ赤レンガミュージアム」として観光スポットになっている。
兼六園の近くにある3棟の赤レンガの建物で、ご存知の方も多いのでは。
旧陸軍の兵器庫として建設され、戦後は大学のキャンパスに。建物は重要文化財

 

私が4年間通ったこの校舎は、1972年に小立野の地に移転してきたもの。
それ以前にこの場所にあったのは、明治の五大監獄に数えられた「金沢監獄」、つまり刑務所。
入学当初に聞いた話では、
大学に変わったことを知らない「そのスジの人達」が、出所する親分を門の外に迎えに来ていたとか…
真偽の程は定かではありません(笑)

 

 

すぐに中へ入ってしまうのがもったいなくて、外をぶらぶら。

 

 

歴史が古いので、卒業生らしき人達も年配から若者まで様々。
個人、グループ、家族連れ、
懐かしい校舎が取り壊される前にもう一度見ようと、たくさんの人が集まっていた。
正面にはフードトラックが何台か出ていた。

 

 

誰も行かない方へ行ってみる。
この先の体育館棟には、食堂や画材などの売店もあったのだが、残念ながら入ることはできなかった。

 

 

毎年、美大祭になると各クラスの模擬店がズラリと並んだ場所。
夜更まで皆でワイワイと酒を飲んだ。青春ですな。

 

 

あの時の活気がまるで夢だったかのよう。白い花がポツンと咲いていた。

 


さて、そろそろ中へ入りますか…  懐かしい母校、後半へ続きます。